みなさまの人格的な意識のなかで、ポッカリと穴をあけたブラックホールのような、寄る辺のないようなあの孤独の空間は、もし、そこに近づいたなら、存在そのものが呑み込まれ、どこにも自分がいなくなってしまうのではないかという、あの恐れの深淵は、実はとても貴重なエネルギーの“通気孔”だったのです。
周りの環境がどうあれ、人格的な意味で友情や愛情に非常に恵まれた生活をしていようと、していまいと、太陽の黒点のように、あるいは、もはやあがない切れないと感じられるほどに内面にしっかりと座を占めてしまった、あの“通気孔”が、その恐れが、燦然たる光となり、クリスタルとなり、まさに新しいこの地球の創造をうながすためのアルケミーの、エネルギーの“通気孔”になろうとしているのです。
もうすぐです。
地球の子供たちはこのことを知るようになるのです。
なんと孤独というものがこれほど甘美だとは!
これほど官能的で、これほど美しいものであったとは!
けっして愛する者を失うことではありません。
愛する方々、絆を持ったお友達たちと、ふつうの聖者さんたちはいつも一緒です。
各層における、それぞれの理解が、存在をしています。地球の子供たちが、この存在の悲しみと孤独と、そして、分離した者の葛藤、孤立、疎外と呼ばれてきた心理的エネルギーの核を、みなさまは、なんと次元意識の淵を超えるオリジナルのエネルギーに変えようとしているのです。(P209-210)
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